DIYで掘った井戸から水を汲み上げる準備
夏のメチャクチャ暑い日に、Campbeanのオーナーさんと仲間の皆さんが井戸を掘るために集まってくださいました。
そして、うちの開拓仲間と力を合わせて、たったの1日で井戸を掘り当てるという快挙を成し遂げてくださいました。
井戸はある程度水を汲み上げ続けた方が水量も安定するし、水も澄んで綺麗になります。
ということで、水質検査に出す前にどんどん水を汲み上げようと思います。
最終的にはちゃんと一般家庭と同じように井戸ポンプを取り付けて汲み上げるのですが、現時点ではまだそこまで大それたことはせずに、エンジンポンプを使って汲み上げようと思います。
エンジンポンプは富里にあるジョイフル本田で購入しました。
早速出してエンジンをかけてみます。
が・・・かからない。
エンジンの掛け方は、刈払機と似たような感じです。なのに、車で言うとエンストする感じ。何回やってもブルルンと言うもの、ストンと落ちてしまいます。
新品なのにそんなことがあるのか???
と思いつつ、どうにもならないのでジョイフル本田に持っていきました。
すると、なんと不良品判定・・・その場で新品に交換です。
午前中の貴重な2時間を初期不良のエンジンポンプで無駄にしてしまいました。
ちなみに、本来であればジョイフル本田で購入時に確認するところですが、まさかこんなことがあるとは思わず、確認を怠ったのがいけなかった。次回からは気をつけよう。
ということで心機一転して、取り替えてもらったエンジンポンプのエンジンを起動!今回は一発で気持ち良くかかりました!
井戸の深さは9mちょっとで水深は3m以上あるので、井戸の底につかない程度の10mのホースを用意します。
エンジンポンプの吸入口と排出口にそれぞれホースを接続して、ガソリン入れて呼水を入れてエンジンをかけます。
今度はエンジンも一発でかかったのですが、問題が・・・
エンジンポンプでの水の組み上げで吸引に使用するポンプは、吸引の圧力に負けない硬いものでなくてはなりません。最初にカインズで購入したホースは、排水用のホースでした。。。工事現場とかでよく水を汲み上げて流している濃いブルーの太いホースです。
これは排水用で圧力には負けてしまうため、エンジンポンプで組み上げたらホースがペチャンコになってしまい水は汲み上げられません。そんなことを知らずに買ってしまい使い物にならず、結局再度購入し直す羽目に・・・
今度はカインズに走りちゃんと吸引力に負けない硬いホース(透明で縞々の入っているもの)を購入しました。
再度エンジンポンプにホースを繋ぎ直して井戸にいれ、排水用のホースは排水の口に繋ぎます。
そして、やっと井戸の汲み上げ開始!
井戸の汲み上げ開始
20Lのタンクを用意しておき汲み上げた水を溜めて、毎分どれくらいの水量で組み上げられて、何分間組み上げ続けられるのかを測ります。
大体20Lのタンクが80秒ほどで一杯になるので、毎分15Lくらいです。
初めて組み上げた時は、最初に割と綺麗な水が上がってきました!それから3分ほどすると一気に泥水に・・・
水量自体はかなりの勢いで、出ているのでそのまま流し続けていたら、5分ほどで澄んだ水が出てくるようになりました。
なんだったんだろうか?最初は上澄みの綺麗な水が出てきて、そのあと底から巻き上げた泥が混ざって、そのうち泥も落ち着いて綺麗な水になったってことなんだろうか???
10分ほど経ったところで、井戸の中身が空っぽになったようで、お水が上がって来なくなりました。
井戸の深さが6mほどで水深が1.2m、直径25cmの井戸なので、溜まっているはずの水量は59Lくらい。実際に組み上げた水量は毎分15Lが10分なので150Lあります。つまり、井戸を汲み上げながらも水が沸いているということになります。
ここで、一旦エンジンポンプを止めて30分ほど放置してどれくらい水が溜まるか確認します。
10分ほどしてからまた組み上げたところ、今度は5分ほどでお水が上がって来なくなりました。10分で75Lほど井戸に水が溜まった計算になります。
水道として使うには、ぎりぎり足りなくはないレベルの水量ですが、ジャンジャン使っても心配ないくらいにしたいので、やはりもっと井戸を活性化させてお水が湧きやすい状態に持っていく必要がありそうです。
大きな地震の後の井戸の様子
何日か汲み上げる作業を繰り返していくうちに、ずっとお水を汲み上げても途中で水が枯れてポンプが止まるということは無くなりました。
水量としては問題なく、水も汲み上げるうちに砂や泥も目視では確認できないくらいに澄んだ水が沸いてくるようになりました。
と思って安心していた時、関東を大きな地震が襲いました。富里市でも震度は4くらいあったと思います。(すみません、確認し忘れていました)
地震の後、井戸の水が枯れるという話をよく聞くので、大丈夫だったのかと心配になり、その週末早速汲み上げてみることにしました。
汲み上げてみたら、以前と変わらず水も澄んでいて水量も枯れることなく出続けていました。
これだけの地震でもなんともないということで、この手掘りの井戸は安心して使えるということを証明してくれました。
この後は、水質検査に出して飲み水として使用できるのかどうかを確認しようと思っています。