新たな候補地に行ってみた
前回のブログに書いたとおり、都心から1時間30分程度のところに新たなドッグランの候補地があります。
早速GoogleMapで穴があくほど航空写真やストリートビューで現地を調べ、不動産屋に連絡をしました。
で、本日現地で売主様も立ち会いのもと、現地を確認してきました!
都心から候補地までの道中
東京都心から東名高速で小田原に近い某インターチェンジで高速を下ります。
普通だと、東名高速は海老名サービスエリア近辺で渋滞してなかなか進まず時間がかかるのですが、今回はいつもと違い、外出禁止令要請のために高速道路自体がガラガラの状態。
全く渋滞に遭遇することなく、予想通りの1時間30分で高速を下りました。
高速を降りるとやや細めの片側一車線の道を数分進み、右に曲がって山道に入ります。ここまでの道は、田舎の道というほどでもなく、本当に普通の道だったのですが、右折してからがいきなりの田舎感たっぷり・・・。
いいんです!山の中の自然のドッグランが目標なので、田舎でいいんです!と自分に言い聞かせつつ、狭い道はちょっと残念。
民家の間を少し行くと、家がなくなりいきなりグググっと道の勾配が急激になります。正直、いつもお世話になっているCARECOのハリアーとかだとガタイが大きすぎて運転怖いわ・・・。
今日は、ワンコも一緒だったので別の車で小さめだったので良かった。と思いつつ馬力が心配。
そう思っていたものの、向こうから来るのは基本軽自動車か軽トラ。ま、そりゃそうだわ、こんな狭い道なら大きい車は怖いしね。
で、そんなこんなの山道をグイグイ登っていくと、道すがら可愛らしい標識に「ハイキングコース」とか書いてあるではないですか。
後から売主様とお話をしていたら、結構ハイキングに来る人が多いらしく、ハイキングコースが設定されているとのこと。車からも何人ものハイカーとすれ違いました。(あ、お一人はサイクリングしているツワモノもいた)
GoogleMapでみてみたら、一般道から山道に入って進んだ距離はたったの7km程度。なのに高低差は450mとのことで、まあ見晴らしの良いこと。簡単にいうと、いろは坂顔負けのジグザグコースで一気に硬度をアップしたということです。
待ち合わせの売主様のご自宅前について、お約束の番号に電話をしてみたら、なんと留守番電話!?
どうしようかと思ったら、狭い狭い1本道で後ろに軽トラが止まっている。「あ、どうしよう・・・Uターンもできないわ」と思っていたら、軽トラの助手席からこんな山には不釣合いのビシッとスーツに革靴の男性が!?
そうです、不動産屋さんが売主さんの軽トラで登場されたのでした。
対象の土地を確認
元段々畑という現地を山の上から確認
実は売主さんは数カ所を売りに出されていたので、最初に狭いけど割と綺麗な状態の土地を見せていただきました。
感想としては、こちらの土地は日当たりは良さそうだけど、やっぱり傾斜地で荒れているかなという印象。といっても最初からこちらの土地は興味がなく、広い方が良かったので『なるほどね』という程度。
すぐ近くの狙っている土地を見に徒歩で移動・・・
本当に近いため、すぐに着いたのですが、こちらの土地も上から見るとかなりの傾斜地に見えます。車で入るには厳しいのではないかなと思うくらいの細い一般道からこの急傾斜の土地に入れるのだろうかと思って売主さんに聞いてみたところ、この土地もそうだし周囲の方の土地も2トントラックでユンボを運んできて開拓しているのでそれくらいは平気とのこと。
やっぱり田舎の人は強いな〜。都会っ子にしたらビビるレベルなんだけど。
少し中に入ってみたところ、ワンコは喜んで走り回っています。3歳児でも手をつきながら一つ目の元段々畑らしきところまで降りて行きました。
斜度を測ってみたらだいたい15度から30度。結構厳しいね〜!
ここは標高がだいたい460mとのことで、売主様のお話では、晴れていたら駿河湾が見えるということでしたが、お天気でも霞がかかっていて駿河湾らしきものがうっすらという状態でした。
遠く遥か下の方に、うっすらと建物らしきものが見えます。それはお隣の建物らしい。そこに行くための農道が山の下となる東側を縦断しているということで、そちらから車が通れない神に行くことにしました。
農道から土地を確認
山の上となる西側の一般道から今度は東側の農道に移動するのですが、一旦クネクネとした山道を降りて行き、近くの村を通り過ぎて、村のはずれから農道に入ります。
農道なだけに舗装もされていないし狭いし、左側は山で右側は沢になっていてガードレールもないような道。小さな車でも怖い!
沢といっても場所によっては10mくらい下を流れているのでほぼ崖って感じです。
500mほどその狭い農道をいったところで、売主さんが止まりました。ちょうどこの辺りが候補地のようです。
沢に当たる右側は割とひらけた感じで沢は枯れていました。右側は3段、4段ほど石垣が積んであって土留めの役割を果たしています。
その石垣の上がやっぱり結構な傾斜になっていて、畑だったところが荒れてしまって雑木林のようになっています。
沢の方は枯れている部分から対岸に歩いて行けます。対岸の方は割と拓けた土地で同じく放置された生えた木々が茂っています。
沢を下ると、どこから流れてきているのか途中から水量が増えて枯れていたはずの沢が流れています。
流れた水で岸が侵食されてどんどん崖のようになっているんですね。
ここで大問題が発覚しました。
不法投棄問題です!
まあね、荒れた山林ではよくある話ですよ。冷蔵庫とか洗濯機とかテレビとか。それは仕方ないなと思うので、その程度は購入後に処分しようと思っていました。
が、問題なのはそんなレベルのものではありませんでした。
車です!車!
し・か・も、
バキュームカー!!!
ありえん・・・。困った。他にも乗用車や軽トラが5・6台捨ててあります。
農道を走っているときは気が付きませんでしたが、沢の一番深くなっている崖下に突っ込むように投棄していたものに土をかけていたようで、車の上には雑草が生えていてわからない状態になっていました。
売買契約の前にこの問題をどう処理するか、売主さんと不動産会社と相談して落とし所を決めないといけませんね。。。
近隣の土地の雰囲気は?
現地を確認していたら、農道の先から軽トラが降りてきました。
お隣の方のようでした。
急いで車を移動させてすれ違いましたが、ご挨拶をしたら、結構お年だろうなというおじいさんが愛想よく手を振ってくれました。(感じの良い方でよかった)。
ドッグランを作るというと、近隣の方の反対があると難しくなるので、第一印象はとりあえず良い印象を与えられたかな。
また少ししたら村の方から軽トラが来て、今度は先ほどのおじいさんより若いおじさんが車を移動するのを待っていました。
急いで移動させて「すみませんでした!」とお詫びを行ったところ、しぶ〜い顔をして窓を開けました。
『まずい!怒られる!』
と思っていたら、
「この辺は山ヒルが出るから気をつけてな!」
と教えてくださり、手を振って行かれました。
その後、隣の畑を草刈機で草をかる音が聞こえてきたので、このかた、確実にお隣の方ですで。
お隣の車が待っているとき、ちょうどうちの車の横で、私はサンドイッチを食べていたので、ちょっと私の印象は良くなかったかもしれないのですが、お隣の方はとても親切な方のようでホッとしました。
沢の隣の土地は、売主様のお話によると町が持っている土地とのこと。
その土地は綺麗に平坦地にされていて、広々しています。とっても綺麗な土地!
うちも、沢が枯れている部分はこの町の所有する土地のように更地にして建物を建てられるくらいにしたいなあと考えています。
問題は4つ!どうする私!?
ここまで現地を見させて頂き、安いなりに問題も色々あるなという感じです。
大きく以下の5つ。
- 不法投棄の車がある
- 傾斜地で勾配が急
- たどり着くまでの道が狭くて怖い
- 山ヒルがいる
- 農地転用しないといけない
まあね、山ヒルはこのエリアは最近問題になっているらしいのですが、山の手入れをしていなかったことが大きな原因です。
鹿や猪が入れないように対策をして、まずは山林の下草を刈って綺麗にした上で犬にも安全な忌避剤を使ったり専用のバーナーで熱処理すれば自然といなくなるでしょう。。。
まあ、周囲から入ってくるので定期的に駆除をし続けないといけないし、山に入るときには人間もワンコも体に安全な忌避剤で対策を取る必要がありますが。
そのほかの問題が困ったところ。
農地転用は、事前に農業委員会に確認したところ問題ないとの回答はもらっています。ただし、農業委員会がよしとしても県が否認する可能性もないとは言えないので、そうなると無理です。どうしようもありません。
勾配が急なのは、段々畑を生かしてなるべく自然の山の形で傾斜を少なくするような開拓にするしかないのかな。沢の上流を埋め立てて、街が持っている土地のように平坦地を作り、水が流れている部分は排水できるようにした上で少し埋め立てれば、建物を建てられるし車も置ける広さは十分にあります。
たどり着くまでの道が狭くて怖いのはどうしようもないので、近隣の方々や町と相談して、自前でカードを建てさせてもらうくらいしかできないでしょうね。
そして一番の問題は「不法投棄の車」
ほんと、どうしよう・・・