富里市の山林約3000坪を激安価格で購入できた理由とその経緯

富里市の山林約3000坪を激安価格で購入できた理由とその経緯 ドッグラン作り
富里市の山林約3000坪を激安価格で購入できた理由とその経緯
PR

富里の土地を見つけて内覧を申し込む

今回、私が購入した物件は、実は10年以上前からある不動産会社が所有して売り出していらっしゃいました。

どうやってこの物件を探しあてたのかということについてはまた別の機会にお話ししますが、私はこの物件を所有する会社のホームページで見つけました。

記載内容は簡単で、所有している土地の住所と広さが記載されている程度の簡単なものです。

ただ、その内容は私としては非常に気になる内容だったので、早速電話で問い合わせました。

もちろん、問い合わせフォームもありましたし、メールもホームページに記載されていましたが、私としてはすぐにでも見たいくらいの物件だったので、電話で問い合わせてしまいました。

いきなりの電話にも関わらず、その土地の所有者である社長のT様はとても丁寧に答えて下さいました。

その場でお話した内容は以下のようなことでした。

Memo
  • 掲載されている富里市の物件の詳細情報を頂きたい
  • 可能であればすぐにでも現地を見てみたい
  • 坪単価もお伝えして価格の相談ができるかも確認したい

私がお伝えした坪単価はあり得ないわけではないのですが、相当山奥だったり接道していなかったり、広さが1万坪以上で価格が数千万から数億円の物件など、一般的には「難あり物件」です。

その金額を富里市の物件にぶつけて来るとは普通の人では考えられないと思います。それをいきなり電話で「こんな物件探しています!」といって価格まで言ってしまうとは我ながらすごい・・・

ところが、T様は

「え?!?坪〇〇円ですか!?!?!」

といいつつも、

「まあ、全然売れない土地ですし、相談に乗れないわけではないですよ。」

とのこと。逆に私の方がビックリです!

ということで、早速具体的なお話をさせて頂き、どういう理由で土地を探しているのかをご説明した上で、ぜひその土地を見たいとお願いしました。

詳細の情報についてはメールにて場所や土地の登記の情報を頂くことになり、私は内覧申し込みということで、身分証のコピーをと合わせて返信しました。

実際に土地を見る

実際にどういう土地なのか、土地を購入する場合は、絶対に現地に足を運んで隅々まで自分の目で確認しないといけません。

特に山林の場合、「新たな候補地、小田原の土地を現地視察!買うの買わないの!?どうする私!」でも記載しましたが、行ってみなくてはわからない問題がたくさんあります。

特に不法投棄は山林売買ではつきものの問題ですが、当然のことながら書類上ではほぼわかりません。山林売買でありがちな現状有姿での売買の場合、不法投棄が車両であった場合、警察に届け出たり処分するのに高額なお金と時間がかかったりという問題も発生します。

そういう問題は、現地に足を運んで隅々まで確認しないと分かりませんし、田舎の方に行くと「村八分」という言葉がありますが、その地域独特の風習があって、外部の人間をよく思われない場合もあります。

近所の方々とお話ししてみたり、周りの山々や道の状況、水道設備や電気と行ったライフラインの充実度はその場に行って確認しかありません。

そのようなことを現地で確認した結果、やはり思っていたよりもずっと状態が良く、ドッグランにするには最適なとちであると思われました。
(実際には、この後、開拓の先輩方から「こんなジャングルを買おうと思うとは・・・」と呆れられました。)

ただし、1つだけ問題もあります。

この土地が「市街化調整区域である」ということです。これについてはどう対処するべきか、ざっくりとした方針も立てていたので、問題であることに変わりはありませんが、どうしようもない問題ではありません。

拝見させて頂いた結果については「千葉県富里市に理想に近い物件を発見!さっそく市街化調整区域の物件を見に行ってきた」に記載しております。

ということで、私としてはやっぱりこの物件は「買い!」です。あとは価格交渉なのですが・・・

千葉県富里市に理想に近い土地を発見!さっそく市街化調整区域の物件を見に行ってきた
山林3000坪の物件を見つけた いつもどおり、不動産ジャパンのサイトを見たのですが、新しい情報は特になかったので、他にどこか良い物件はないかと、色々なキーワードで検索しまくっていました。 多分、普通の人なら諦めるだろうなと思うくらい...

山を手放したいと思っている人もいる

メールで内覧させて頂いた結果をご報告したところ、まあ、驚きの返信をいただきました。

私がお願いしたのは坪単価は割と安い価格だった関わらず、T様からのお返事ではこちらが提示した価格より安い金額でどうですかと言う返事を頂戴しました!!!

ほんと、一瞬何かの間違いかと思いましたよ。明け方寝ぼけてメール読んでいたので、本当に何かの間違いだろうと。

詳しくお話を聞いてみたところ、どうしてそんな提案を頂けたのか理由がわかりました。

T様がこの物件を手放したい理由

実はこの物件、T様のお父様が購入された物件とのこと。

その経緯を教えて頂いたのですが、元々の所有者だった方が何らかの事情で急遽大金が必要なった際、売買契約を結ぶ直前になって買いてがキャンセルをしてしまったため、困っていたところ、T様のお父様が不動産関係のお仕事をされていたことを知った、元々の所有者様の知り合いの紹介で、人助けとしてT様のお父様が不要な土地にも関わらず購入されたとのこと。

畑であったその土地は不動産関係のT様のお父様としては農地法の制限もあり、色々と問題が多いばかりで売買も難しく、延々と今まで負の資産として残っていたとのこと。

代が変わってT様になり、一度土地を綺麗に草刈りをしたりしたことはあるものの、地目の制限や市街化調整区域の制限があり、10年間で6件程しか問い合わせがなく、結局誰も手を出さない帳簿上は税金もかかってしまい利益の上がらない負の資産が延々残っている状態であったとのこと。

T様のお父様が購入された金額は数千万円以上(正確な金額も教えて頂いておりますがここでは濁しておきます)、それが数十年税金払うばかりで活用できる方法もなく。。。

そして、今回売買ではT様にも大きなメリットがあります。T様はそのために何としてでもこの山林を手放したかったということです。

そのメリットとは・・・スバリ節税!

今回の売買で、T様の会社は数千万円の赤字になるわけです。

これまで延々固定資産税を支払うだけだった土地を手放して数千万円の赤字を出した場合、他で数千万円・数億円と利益を上げていらっしゃる(と思われる)T様の会社は利益を抑えることができます。

つまり、数千万円規模の節税効果があるわけです。(実際には税金が数千万円下がるわけではないですよ)

ということで、T様としては赤字ではあるけれど、それだけの赤字を出しても山林を手放した方が会社のためになるというわけです。

私としては本当にラッキー!

この土地を探し当てるまでには色々と手を尽くしましたが、その甲斐がありました!

タイトルとURLをコピーしました